プラズマ溶射
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プラズマ溶射による
セラミックスコーティングの利点
「セラミックの部品を使用したいという時に、セラミックを使うとコストが掛かってしまう。機能的に必要な部分にだけセラミックなら」というような話は、表面の層に薄幕があれば十分なことがほとんどです。そこで金属母材にセラミックコーティングすることで機能が十分発揮されるとともに、セラミック単体よりもコスト的にも性能的にも優れたものになります。
プラズマ溶射とは、金属材料を溶かして母材に吹き付けるという技術で、水玉風船を壁に投げた時の水の状態が、いくつも重ねられた様子に似ています。プラズマ溶射の用途はたいへん広範囲にわたり、耐磨耗・耐食性・断熱性・耐熱性・抗菌性・導電性・電気絶縁性などの特徴があります。普段では目に付かないようなセンサー・薬品槽・ジェットエンジン部品・軸受け部の補修から高級フライパンに至るまで、関わりのない物はないでしょう。プラズマ溶射は、皮膜材料の物理的、化学的特性を活かした多目的機能皮膜を作ることを目的として開発された方法ですが、溶射材料の開発(最近では用途に応じたオリジナルの複合材料)もあって適用範囲はさらに拡大しています。
プラズマ溶射の特徴
- 溶射材料の選択が豊富
- 高融点材料が可能
- 緻密さ・密着性などの皮膜特性が優れている
- 加工時間が短く、皮膜形成時間が早い
- 母材を選ばない
- 母材を変形させない
プラズマ溶射の用途例
目的 | 材料 | 用途例 |
---|---|---|
耐食性 | Al・SUS・Ni・Mo・Ti | ガイドロール・シリンダー・プラント |
耐摩耗性 | Wc・Ai2O3-TiO2・Cr2O3 | ガイドロール・プーリー・シール・機械部品 |
耐熱性 | NiCr・ZrO2-Y2O3・MCRAlY | タービン・ハウジング・高熱内壁 |
絶縁性 | Al2O3 | 電気部品 |
導電性 | Cu・Al・NiCr | 電気部品 |
装飾 | カラー溶射材 | 外壁・外装 |
医療 | Ti | インプラント・人工関節 |
検査 | ZrO2-Y2O3 | センサー |
肉盛り | NiCr | 摺動部再生 |
プラズマ溶射品
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